物憂げblog

書き溜めたので閉店

森博嗣S&Mシリーズから始まる物語を読む順番 前篇

個人的、空前の犀川先生と萌絵ブーム、もとい森博嗣先生ブームです。100年遅くてすみません。

すべてがFになる』のアニメを見てハマって、徹夜して一気にS&Mシリーズを読み進めたところ、私は何を思ったか(というかwikiくらいしか見てなかった)Gシリーズに手を出してしまいました。しかもS&Mシリーズも結構順番ぐちゃぐちゃに読んじゃったのです。

当時の自分に言いたい。アホか。(反省し途中でVを読み始めました)

森博嗣先生は常にどの話から読んでも構わないというスタンスなのですね。
しかしその言葉を真に受けると、有り余る面白さをポロポロとこぼしてしまう結果になると思うのです。事実ファンの方のサイトを読むと「刊行順に読め」という言葉を何度見たことか。

このまとめが誰かの役に立つことを祈りつつ、と言ったらおこがましい?私のような凡ミスを起こさないように。『すべてがFになる』から始まる犀川と萌絵、そしてたくさんのキャラクターたちの物語を読むべきであろう順番でまとめたいと思います。

 ※長くて読むのが大変だと思う方、読み始めたらあっという間だよ!

 

自分で書いててうざったいのでコメントは読まなくていいです。 

(※adblock強化した環境だと画像が見えなくなりました。表紙画像がブロックされているようです。とくになにも仕込んでないので解除していただいたら表紙が見えます。)

 

すべてがはじまる密室ミステリィ S&Mシリーズ

◆1作目『すべてがFになる The Perfect Insider』

すべてがFになる (講談社文庫) 

犀川創平、西之園萌絵、そして真賀田四季が登場する。これを見ないと最終巻に繋がらない。ただ森先生の処女作というわけではなく4作目だったそう。
そういえば最近帯がまた新装版になってて、センスの良すぎる表紙に戻っていたので、ブーム中の私はとてもテンションあがりました。
これ20年前の作品ということになるんですよね?20年前にこんなの読んでもチンプンカンプンだっただろうな…作者の思考に追いつくのは100年じゃ足りない。

◆2作目『冷たい密室と博士たち Doctors in Isolated Room』

冷たい密室と博士たち (講談社文庫)

犀川先生の親友、喜多北斗先生が登場しました。ドラマじゃ1話でしたね。でもまぁドラマとはだいぶ違うような…(以下察して)。1作目と比べたらサクサク読める感じです。ミステリィ王道というか…全体を見たら少し犯人像の系統が違うかな?
しかしこれが処女作で、しかも一週間で書いたっていうのは…どうなってるんでしょうか森博嗣氏という人は……人?

◆3作目『笑わない数学者 Mathematical Goodbye』

笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)

この辺で気付く。「あ、登場人物が成長していってる。順番に読まなきゃならなかったんだ」
見つからなかったので読むのがだいぶ後になってしまいました。このときの出来事が後の話でチラっと出てきて、フラストレーションが溜まったり…そんな後悔を誰かがしないようにこの記事をまとめているようなもの……。
読んだ後もトリックについて色々考えました。まだ読み込みが足りないので、もう少し考えたい。この人の本をなにも考えずに読んだら、何もかも気付かないまま過ぎていき、物語は終わってしまう。それに気付いた作品でした。
流し読みは勿体ない。

◆4作目『詩的私的ジャック Jack the Poetical Private』

詩的私的ジャック (講談社文庫)

声に出して読んでみたい英題。
ここでメインキャラ増加。萌絵の同級生、牧野洋子と金子勇ニの登場。
何故ドラマで彼らは出てこなかったのか?とても大好きな二人です。3作目までの舞台は学校外でしたが、今作は萌絵がちゃんと学生してるのがみどころ。
飲酒運転に書かれた時代を感じます。

◆5作目『封印再度 Who Inside』

封印再度 (講談社文庫)

タイトルが気持ちのいいシリーズ。S&Mシリーズ転換点といった感じでしょうか。主に犀川と萌絵の関係の。
だからね。封印再度笑わない数学者の前に読んじゃいけないわけだよ(過去の自分に説教)。
この作品で出てくる一つのトリックはあんなん金田一少年の形状記憶合金ハンガー並みに無理だろ!と思っていたんですが、実際できるそうですね。なめてましたすみません。

◆短編集 『まどろみ消去 Missing Under The Mistletoe』より
ミステリィ対戦の前夜」「誰もいなくなった」

まどろみ消去 (講談社文庫)

wikipedia先生は優しくない。自ら学ぼうとしないものには、すべてを教えてくれはしない。しかし私は先生と呼ばれるほど何も無いので、優しくありたいと思うのです。
短編集ということでスルーしてましたが、S&Mの短編が入ってました。時系列はちょっと他のとこ参考にしてほしいですが、刊行順だと5作目のあとなのですね。
萌絵がちゃんと学生生活してると、安心します。

◆6作目『幻惑の死と使途 Illusion Acts Like Magic』
◆7作目『夏のレプリカ Replaceable Summer』

幻惑の死と使途 (講談社文庫) 夏のレプリカ (講談社文庫)

6作目は奇数章のみ、7作目は偶数章のみで構成されています。
どうしてこうなってるかというと、同時系列で話が進んでいるからなのですが、まぁその辺を考えて読んでも、あまり意味が無いのかなという感じなので、どっちから読んでも良い気がします。個人的には夏のレプリカのほうが好きかな。
この辺で主人公は犀川ではなく萌絵の方なのでは?と思ったり思わなかったり。

◆8作目『今はもうない Switch Back』

今はもうない (講談社文庫)

amazon川によると、
>S&Mシリーズナンバーワンに挙げる声も多い清冽な森ミステリィ
だそうです。確かに。
ちょくちょくと森ミスを読んでますが、これこそが森先生らしいのかもしれない。
この文章を読んで「どんな話なのかな?」とググろうとした人ちょっと待って!
その気持ちを保持したまま事前情報無しで読んでください。S&Mシリーズ読者向けの本でした(当たり前)。
ラストの文章がとても綺麗で…何度か繰り返して文字を追いました。

◆9作目『数奇にして模型 Numerical Models』

数奇にして模型 (講談社文庫)

個人的にはこれが一番好きだったり。犯人像については森氏が描きたいものが色濃く出ている気がします。
トリックも濃いけど、それだけじゃ無いんだなぁ森氏の話は。人間の思考についての部分、お前どんなこと考えてるんだ?って問われている気がします。だから読んだ後少し賢くなれた気がするのね。なってないけど。
詩的私的ジャックぶりにゾクッとドキドキくる感じが良いです。
これから読み始めてもいいですよ!って言いたいけど、いやじゃあ金子くんが云々とか問題が出てくるので、やっぱり最初から読んでください。
ほんとなんで金子くんはドラマにでてこなかったのか。
これ言っときたいんですが!ドラマ見てたらトリック一緒だろ~?とか思わないでほしい!ドラマじゃ1冊2時間でしたけど、アニメじゃ1冊+αを11話かけてやりましたから!濃度が全然違うんです。おのずとトリックも登場人物も変わっています。

◆10作目『有限と微小のパン The Perfect Outsider』

有限と微小のパン (講談社文庫)

さぁシリーズ終了でーす!やったー長かったねー!
すべてがFになると対になった英題……最初からドキドキ、ハラハラ、読んでいる間に恐怖が襲ってくる感覚で徹夜して一気に読みました。
しかし読み終わったあとは……。
あれ…これは…どこに向かうのだろう。終わったけど、全然終わってないじゃないか。明らかに色んなものを残して、登場人物たちの関係も、世界の現状も変えていったのではないか……?

そして、森博嗣の沼に読者は転がり落ちるのでした。

 

そうだ。

 

全然終わってなかったのだ。

 

中篇へー続く。(声:キートン山田

※以降はもう読むのが鬱陶しいと思うので、読むべきであろう順に並べていきやす。

monouge.hatenablog.com

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