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物憂げblog

書き溜めたので閉店

森博嗣S&Mシリーズから始まる物語を読む順番 後篇

森博嗣

monouge.hatenablog.com

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作品発表時期にファンではなかった人は、この辺から迷子になる(いっぱいあって、どれを読めばいいのかわからない)のでは?と。私もなったので。

まず中篇までの内容を読んだ人が次に読みたいのはコレです。

短編集『レタス・フライ Lettuce Fry』より

  • 『ラジオの似合う夜 A Radiogenic Night』
  • 刀之津診療所の怪 Mysteries of Katanotsu Clinic』
  • ライ麦畑で増幅して The Amplifier in the Rye』

レタス・フライ Lettuce Fry (講談社文庫)

『ラジオ~』は、Vシリーズの林さん主役。あなたって人は…。
『刀之津診療所~』は、S&M・V・そしてGシリーズをつなぎます。先に『ぶるぶる人形にうってつけの夜』を読んでください。
ライ麦畑~』は文庫版にしか載ってません。Xシリーズへとつなぎます。

書いた通り、この短編集に収録された3作が、どうも今後のキーワードになってくるのではないか?と。これ刊行順ではτのあとですね。

S&Mシリーズの続編 Gシリーズ

あらすじを言うと、国枝研究室で西之園萌絵が後輩の加部谷恵美山吹早月、そして海月及介たちとともに、ギリシャ文字が関係する事件に首を突っ込んだり突っ込まなかったりする話です。
タイトルがすっと読めないシリーズ。ギリシャ文字の『G』シリーズだと思います。
完全に連作になっているので、これはさすがに順番に読んでください。ただ今までの話と比べると、ノベルスでも一段組で文章量が少ないのでサラッと読めるかと。

◆1作目『φ(ファイ)は壊れたね PATH CONNECTED φ BROKE』
◆2作目『θ(シータ)は遊んでくれたよ ANOTHER PLAYMATE θ』
◆3作目『τ(タウ)になるまで待って PLEASE STAY UNTIL τ』
◆4作目『ε(イプシロン)に誓って SWEARING ON SOLEMN ε』
◆5作目『λ(ラムダ)に歯がない λ HAS NO TEETH』
◆6作目『η(イータ)なのに夢のよう Dreamily in spite of η』
◆7作目『目薬α(アルファ)で殺菌します Disinfectant α for the eyes』
◆8作目『ジグβ(ベータ)は神ですか Jig β Knows Heaven』
◆9作目『キウイγ(ガンマ)は時計仕掛け Kiwi γ in clockwork』

(全12作予定。森先生の予定は決定事項)

φは壊れたね (講談社文庫) θは遊んでくれたよ ANOTHER PLAYMATE θ (講談社文庫) τになるまで待って PLEASE STAY UNTIL τ (講談社文庫)
εに誓って SWEARING ON SOLEMN ε (講談社文庫) λに歯がない λ HAS NO TEETH (講談社文庫) ηなのに夢のよう DREAMILY IN SPITE OF η (講談社文庫)
目薬αで殺菌します DISINFECTANT α FOR THE EYES (講談社文庫) ジグβは神ですか JIG β KNOWS HEAVEN (講談社文庫) キウイγは時計仕掛け (講談社ノベルス)

見どころを箇条書き

  • 一話完結というより連作。どうも解決しない事件と人々の行動。
  • Vにも通じる加部谷と海月と山吹の学生ライフ
  • 海月及介という怪しいやつと加部谷の関係。
  • S&Mシリーズ、Vシリーズのキャラクターたちの邂逅。群像劇。
  • 西之園萌絵の精神的葛藤と成長。
  • 犀川&萌絵の関係の進展。
  • 大きく進む時系列。昇進する萌絵。意地でも昇進しない犀川。就職していくメインキャラたち。
  • 真賀田四季とは一体なんなのか?

ちなみに5月に最新刊がでるということで、それがGシリーズ転換点、後期三部作の開始みたいです(読んでみると5作目あたりから毎回転換してるような気がしないでもない)
タイトルは『Χ(カイ?キー?)の悲劇』。Xの悲劇からもじってるんですが、なんか森先生作品としては珍しいタイトルの付け方のようでバリバリ気になってます。しかも主人公、すべてがFになるの島田文子だとか。読まなきゃならない(使命感)。

 

“あの男”を中心にまわる Xシリーズ

◆1作目『イナイ×イナイ Peekaboo』
◆2作目『キラレ×キラレ Cutthroat』
◆3作目『タカイ×タカイ Crucifixion』
◆4作目『ムカシ×ムカシ Reminiscence』
◆5作目『サイタ×サイタ Explosive』

イナイ×イナイ PEEKABOO (講談社文庫) キラレ×キラレ CUTTHROAT (講談社文庫) タカイ×タカイ CRUCIFIXION (講談社文庫)
ムカシ×ムカシ (講談社ノベルス) サイタ×サイタ (講談社ノベルス)

Gシリーズ6作目『η』の発売後に始まりました。Gシリーズと発売と時系列が連動している様子で、萌絵がこちらにも一部探偵で登場。
流れをくむのはVシリーズですね。Vシリーズの語り手だった男が所長を務める椙田事務所(ネタバレも甚だしい)で起こる事件を描いています。ただもしかしたら今までのシリーズを読んでなくても、このシリーズは独立して読めるのかもしれないです。

シリーズスピンオフ、と言ったほうがいいのかな?あと一作で終了するそうです。
でも「いちおう」って作者言ってるので、最終巻でカウンターパンチ決めてくるのかもしれない。

 

 

で、森ミス沼の話なんですが。

2015年10月から始まった新シリーズ『Wシリーズ』

◆1作目『彼女は一人で歩くのか?Does She Walk Alone? 』
◆2作目『魔法の色を知っているか?What Color is the Magic? 』

彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone? (講談社タイガ) 魔法の色を知っているか? What Color is the Magic? (講談社タイガ)

森先生は公式サイトで

このシリーズを読むためには、旧作のどれを読んでおく必要があるのか、というご質問を受けますが、べつにどれも読む必要はありません。シリーズ内であっても、順番に読まなくてもけっこうです。ただし、どうしても挙げろと言われれば、百年シリーズ3部作でしょうか。その次は、Gシリーズ(今年10作めが出ますが)かな、といったところです。

浮遊工作室 (ミステリィ制作部)

 とお書きになっていましたが、絶対読んでたほうがもっと面白いじゃないか!!!

てなわけで、Gシリーズと百年シリーズをつなぐのはWシリーズだそうです。百年シリーズは説明しきれないので、とりあえず読んで!
現実感がある理系ミステリィと言われているシリーズと、がっつり未来を描くSFシリーズがどうやって繋がっていくのか。

嗚呼、沼ですね。

もう少ししっかり読み直したりして、トリックとかいろいろ頭に入れ込みたいと思います。
ありがとうございました。

 

追記として

謎のカギはここにある。百年シリーズ

◆1作目『女王の百年密室 God Save the Queen
◆2作目『迷宮百年の睡魔 Labyrinth in Arm of Morpheus』
◆3作目『赤目姫の潮解 Lady Scarlet Eyes and Her Deliquescence』

女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN (新潮文庫) 迷宮百年の睡魔 (新潮文庫)

赤目姫の潮解 LADY SCARLET EYES AND HER DELIQUESCENCE

タイミングで追加するのが難しかったのですが…ぜひ合わせてごらんください。
紹介してきたシリーズとは一度分割し、この作品だけでも楽しめますし、Wシリーズのヒントもここです(というかWシリーズは百年シリーズの続編なのかもしれない…)

 

追記の追記

◆ゾラ・一撃・さようなら Zola with a Blow and Goodbye

ゾラ・一撃・さようなら (集英社文庫)

(続編は暗闇・キッス・それだけで)

これもS&MシリーズとVシリーズと繋がる!